ハットウイング工法とは
地盤補強工法に新たな風‼
鋼管の先端部に特殊加工した先端翼を取り付け回転貫入し、これを地盤補強材として利用する工法です。
ハットウイング工法 5つの POINT
【POINT 1 】

先端翼径が軸鋼管径の最大5倍!
低N値でも高支持力発揮!
ハットウイング工法は、軸鋼管径と先端翼径の軸径比が最大5倍まで適用可能です。
軸径比を大きくすることにより、原地盤の支持力が小さい場合 (低N値)でも、必要な支持力を確保することができます。
ハットウイング工法は特許出願中です。

建築技術性能証明書
【GBRC性能証明第15-17号】
性能が証明されています。
【POINT 2】

現場に最適な施工機械を選択!
ハットウイング工法の施工機は、搬入路や敷地などの条件を考慮し、最適な機種を選定します。
安定性が高い建駐車タイプ 又は施工精度の良いクローラ型を現場に応じて選択します。
【POINT 3】

従来の打ち止め管理方法に加え、設計長管理が可能!
本工法における補強材の打ち止め管理は、トルク値管理や回転貫入管理(1回転当たりの貫入量が5㎜以下 )という一般的な管理方法に加え、設計長(深度)管理が可能です。
【POINT 4】

環境・コストにやさしい!
①回転圧入工法で施工機械もコンパクトに対応。低振動・低騒音です。
➁セメント系固化剤を使わないので六価クロム溶出(環境破壊)もありません!
③無排土工法なので施工発生残土の処分費もゼロ!現場の土も汚れません。
④土質を選びません。腐植土地盤(中間層)にも対応できます!
⑤施工時間は柱状改良の3分の2です。施工費の削減ができます。小口径鋼管を用いた杭状地盤補強工法のため、施工性が良く工期を短縮できます。
【POINT 5】
軸鋼管と先端翼径の多様な組み合わせで驚異のコストパフォーマンス!
軸鋼管径はφ89.1、φ101.6、φ114.3 の3種類
先端翼径はφ300、φ400、φ500 の4種類で、厚さは9㎜、12㎜ (φ300は9㎜のみ)
先端翼部の材質はSS400です。12㎜厚のφ400のみSM490Aのものがあります。

ハットウイング工法の適用範囲
■ 適用地盤
先端地盤:砂質地盤(礫質地盤含む)、粘性土地盤
ただし、液状化する恐れがある地盤は、先端支持力を考慮しない。
なお、液状化が生ずるか否かは設計者が判断する。
■ 適用構造物
下記の①~③をすべて満たす建築物、および、小規模工作物(高さ3.5m以下の擁壁、浄化槽など)とする。
①地下3階以下 ➁高さ13m以下 ③延べ面積1500㎡以下(平屋に限り3000㎡以下)
■ 最大施工深さ
杭状地盤補強材の施工地盤面から10mとする。
ただし、表層から軟弱層が続きスウェーデン式サウンディング試験で、その試験結果が近隣の標準貫入試験結果より、適切であることが確認できる場合には、最大施工深さは、施工地盤面より130D(D:軸径)とする。
軸径(㎜) | 最大施工深さ | |
φ89.1 | 11.58m | |
φ101.6 | 13.20m | |
φ114.3 | 14.85m |